5月に入ると、日差しがぐっと強くなって「え、もう夏っぽい…?」と感じる日が増えますよね。
一方で朝夕はひんやりして、服装も寝具も決めきれない。
私もこの時期、油断して薄着で出かけて帰りに冷えたり、逆に電車で暑くて汗ばんだり…わりとやらかします。
そんな季節の切り替えの目安になるのが「立夏」です。
立夏は、暦の上で夏が始まる日。
でも、ただの雑学で終わらせずに、体調管理や暮らしの整え方に活かしてほしいです。
この記事では、立夏の意味・由来、2026年はいつなのか、疲れやすい理由、そして「今から少しずつ夏仕様にするコツ」まで、やさしくまとめます。
先に結論|立夏は「夏のはじまり」を感じる節目の日
立夏は二十四節気のひとつで、暦の上では夏のスタート
立夏(りっか)は、二十四節気のひとつで、暦の上で「夏が始まりますよ」という合図の日です。
だいたい毎年5月上旬にやってきて、春の終わりと初夏の入口がちょうど重なるタイミングになります。
カレンダーにドン!と書いてある行事ではないので、知らないまま過ぎてしまいがち。
でも、立夏を知っておくと「今のだるさって季節の変わり目かも」と気づけたり、衣替えや寝具チェンジの判断がしやすくなるんですよね。
体感は春でも「切り替えの合図」として役に立つ
立夏と聞くと「夏!?」と身構えるかもしれませんが、体感としてはまだ春っぽい日も多いです。
ただ、太陽の角度や日照時間はしっかり夏に向かっているので、体はじわじわ変化していきます。
この時期にありがちなのが、日中は暑いのに、夜は冷えるというギャップ。
気温差に振り回されると、汗をかいて冷えたり、寝つきが悪くなったりしますよね。
だからこそ、立夏を「完全に夏へ切り替える日」ではなく、「夏へ寄せていく開始日」として使うのがちょうどいいです。
私はここで無理に半袖にせず、まずは“薄手の羽織”を常備するところから始めます。
立夏の頃に意識したいのは、体調と暮らしのペース調整
立夏の頃は、気候も生活も変化が多くて、意外と疲れが溜まりやすい時期です。
新年度のバタつきが少し落ち着いたと思ったら、GW明けでリズムが崩れたりしますよね。
ここで大事なのは「気合で乗り切る」よりも、ペースを整えること。
具体的には、睡眠時間を守る、冷たい飲み物を摂りすぎない、汗をかいたら着替えるなど、基本のケアが効きます。
季節の節目をうまく使うと、無理なく整えられるのがいいところですね。
立夏っていつ?毎年日付が変わる理由
立夏はだいたい5月5日ごろ(年によって前後する)
立夏は、毎年だいたい5月5日ごろです。
「5月5日=立夏」と覚えても大きく外れませんが、年によって1日くらい前後することがあります。
2026年の立夏も、5月5日~です。
端午の節句(こどもの日)と時期が近いので、ニュースや暦の話題で見かけることもあります。
私も以前は「立夏って、こどもの日と同じ日?」と混同していたんですが、実はぴったり一致とは限らないんですよね。
毎年カレンダーアプリで「二十四節気」を表示すると、自然に覚えていけて便利です。
なぜ固定日じゃないの?太陽の動き(黄経)で決まるから
立夏が固定日じゃない理由は、二十四節気が「太陽の動き」を基準に決まっているからです。
ざっくり言うと、地球から見た太陽の通り道(黄道)を24等分して、その区切りごとに名前が付いています。
だから、毎年同じ日付でピタッと来るわけではなく、少しずつズレます。
この仕組みのおかげで、二十四節気は季節の実感に寄り添いやすい暦になっています。
「今って暑いの?寒いの?」と迷いやすい時期ほど、節気の考え方はけっこう頼りになりますよ。
私も季節記事を書いていると、節気をベースにすると説明が自然にまとまるので助かっています。
立夏〜小満あたりまでの季節感をざっくりイメージ
立夏の次に来る節気が「小満(しょうまん)」です。
立夏〜小満は、春の軽さが残りつつ、初夏の気配がどんどん濃くなる期間になります。
日差しは強くなるのに、空気はまだカラッとしていて、過ごしやすい日も多いんですよね。
ただ、急に夏日みたいな日が混ざってくるので、油断していると疲れが出やすい。
この時期は、部屋の中も外も「暑さ対策の準備期間」と考えるとラクです。
立夏の由来と意味|何をする日なの?
立夏の「立つ」は“始まる”の意味
立夏の「立つ」は、立ち上がるの“立つ”というより、「始まる」「節目に入る」という意味で使われています。
同じように、立春・立秋・立冬も、季節のスタートを示す言葉です。
つまり立夏は「夏が立つ=夏が始まる」という考え方なんですね。
季節の名前がついているだけで、何か特別な儀式が必須というわけではありません。
でも、私はこの“必須じゃない”感じがむしろ好きです。
自分の生活に合わせて、「よし、ちょっと整えよう」って自由に使えるのが立夏の良さだと思います。
昔の暮らしでは「田植え前後の目安」でもあった
昔の日本では、暦は生活のガイドでした。
立夏の頃は、地域差はありますが、田植えの準備や農作業が本格化していく時期でもあります。
「この頃から気温が上がって、作物もぐっと育ちやすくなる」という目安として、節気が活用されてきました。
今は農業をしていなくても、季節の流れを“行動のきっかけ”にするのは同じです。
たとえば、紫外線対策を始める、汗対策のインナーを用意する、寝具を軽くするなど。
紫外線対策に関しては1年中するのが、いいんですけどね~
行事が少ない分、生活の整え日にしやすい
立夏は祝日でもなく、誰もが必ず何かをする日ではありません。
だからこそ、生活の整え日にしやすいんですよ。
たとえば、衣替えの途中まで進める、湿気がこもりやすい場所を換気する、夏用の寝具を出す。
全部やろうとすると面倒ですが、「1つだけ」なら意外と動けます。
私の考えでは季節の節目を、がんばる日じゃなくて、整える日として扱うのがおすすめです。
立夏の頃の気候と体の変化|疲れやすいのはなぜ?
朝夕の寒暖差+日差しの強さで、地味に消耗する
立夏の頃は、体感的に「地味に疲れる」季節です。
理由のひとつは、朝夕の寒暖差。
昼間は汗ばむのに、夜はひんやりして、体温調整をずっと頑張らされます。
さらに、日差しが思った以上に強い。
まだ真夏じゃないからと油断していると、外出だけでぐったりしますよね。
私もこの時期、帽子を忘れた日に遠回りして帰ってしまい、家でしばらく動けなくなったことがあります。
暑さよりも「日差しの疲れ」を意識すると、対策がしやすいですよ。
自律神経が乱れやすいタイミング(だるさ・眠気)
季節の変わり目は、自律神経が乱れやすいと言われます。
立夏の頃も例外じゃなくて、だるさ、眠気、頭がぼーっとする感じが出る人も多いです。
気温差や気圧の変化、生活リズムの変化が重なると、体が追いつかないんですよね。
ここで「自分が弱いからだ」と思わないのが大事です。
季節の変わり目である立夏前後は、意識して早寝して回復を大切にするのがおすすめです。
「服装・睡眠・水分」でラクになるコツ
立夏の頃の不調は、派手な対策より基本が効きます。
服装は、体温調節できる羽織を1枚持つだけで安心感が違いますよ。
睡眠は、時間よりも“リズム”が大事。
寝る時間と起きる時間を大きくズラさないだけで、日中のだるさが軽くなりやすいです。
水分は、冷たい飲み物の一気飲みに注意。
立夏におすすめの過ごし方|暮らしを“夏仕様”に少しずつ
衣替えは一気にやらず、まずは“触れる頻度が高い所”から
立夏の頃の衣替えは、一気にやろうとすると挫折します。
おすすめは、毎日触る場所から少しずつ変えること。
たとえば、パジャマや部屋着、靴下、インナーなど、体に直接触れるものを先に夏寄りにすると、体感が変わりやすいです。
クローゼット全体を入れ替えるのは後回しでOK。
私のおすすめは「引き出し1段だけ」と決めることです。
やる気って、最初の一歩が一番重いので、軽く始めるのがコツですね。
結果的に“整った感”が早く出るので、気分も上がりますよ。
寝具とカーテンを変えると、体感が一気にラクになる
暮らしを夏仕様にするなら、寝具とカーテンは効果が大きいです。
寝るときに暑いと、それだけで眠りが浅くなりがち。
敷きパッドをさらっとした素材に変える、毛布を薄いものにするだけでもかなり違います。
カーテンは、日差しの入り方を調整できるので、部屋の温度に影響します。
夏本番に入ってから慌てるより、立夏の時期に一段だけ整えておくとラクですよ。
部屋の湿気対策(換気・除湿・掃除)を軽めにスタート
初夏に向けて、湿気対策も地味に重要です。
梅雨が本格化する前に、換気の習慣を作っておくと、部屋のにおいもこもりにくくなります。
除湿器がなくても、朝に窓を開ける、サーキュレーターを回す、浴室を乾かすなど、できることは多いです。
掃除も「徹底的に」より「軽く」で十分。
ちょっとやっておくと、後で自分が助かる。
立夏はその仕込みに向いている季節ですね。
立夏の旬の食べ物|初夏らしい味で整える
新茶(八十八夜〜立夏)は“季節の切り替え”にちょうどいい
立夏の頃に楽しみたい食べ物といえば、新茶です。
八十八夜(立春から数えて88日目)あたりに摘まれるお茶は、香りがよくて“季節が変わったな”と実感しやすいんですよね。
新茶は、気分のリセットにも向いています。
忙しい時期ほど、あたたかいお茶を淹れる時間があるだけで落ち着きますよ。
冷たい飲み物に偏りがちな季節だからこそ、温かい一杯を混ぜるのはおすすめです。
「今年もこの季節が来たな」と楽しめるのも、新茶の良さですね。
そら豆・新じゃが・新玉ねぎなど、胃腸にやさしい旬
立夏の頃は、そら豆、新じゃが、新玉ねぎなど、初夏らしい野菜が旬を迎えます。
どれも甘みがあって食べやすく、胃腸に負担がかかりにくいのが嬉しいところ。
季節の変わり目は、体がだるくて食欲が落ちることもありますよね。
そんな時に、旬のものをシンプルに食べると、意外と元気が戻ります。
私の推しは新玉ねぎです。
加熱するととろっと甘くなるので、スープに入れるだけで満足感が出ますよ。
季節の食材は、それだけで“今の体に合ってる”ことが多い気がします。
冷たいものの取りすぎを防ぐ食べ方の工夫
立夏の頃は、気温が上がる日も増えて、冷たい飲み物やアイスが恋しくなります。
ただ、冷たいものが続くと、胃腸が冷えて体が重くなることがあるんですよね。
そこでおすすめなのが、冷たいものを完全にやめるのではなく、バランスを取ることです。
たとえば、冷たい飲み物を飲んだら、次は常温にする。
サラダだけで済ませず、味噌汁やスープを足す。
私はこの“温かいものを1品足す”だけで、午後のだるさが減りました。
ちょっとした工夫ですが、季節の切り替え期には効きやすいですよ。
立夏にまつわる言葉・風物詩|“初夏の気配”を楽しむ
立夏の七十二候(しちじゅうにこう)ってなに?
七十二候は、二十四節気をさらに細かく3つに分けた、季節のミニ単位みたいなものです。
立夏にも七十二候があって、数日ごとに自然の変化を言葉で表しています。
たとえば、カエルが鳴き始めるとか、ミミズが出てくるとか、そういう自然のサインですね。
正直、現代の都会暮らしだと全部は実感しにくいです。
でも、言葉として眺めるだけでも「季節って、こうやって進むんだな」と感じるのが面白いですよね。
暮らしの中で“小さな季節の発見”があると、日々が少し楽しくなりますよ。
端午の節句との関係(時期が近いので混同しがち)
立夏と端午の節句は、時期がとても近いので混同されがちです。
端午の節句は、5月5日の行事として有名で、こいのぼりや柏餅などのイメージが強いですよね。
一方で立夏は、暦の区切りであって、行事とは少し立ち位置が違います。
ただ、同じ時期に並ぶからこそ、季節感としてはセットで感じやすいです。
行事で季節を感じて、節気で暮らしを整える。
こういう使い分けができると、暦の楽しみ方が広がりますよ。
立夏の季語・挨拶に使える表現
立夏は、俳句の季語としても使われます。
また、時候の挨拶では「立夏の候」などの表現もありますが、日常ではもう少し柔らかい言い方が使いやすいです。
たとえば「日差しが初夏らしくなってきましたね」とか「風が気持ちいい季節になりました」といった感じ。
メールや手紙ほど堅くなくても、季節の一言があると印象が良くなります。
立夏は“夏の入口”なので、爽やかさや軽さを意識した言葉が合いますよ。
堅い言い回しより、生活の実感ベースで十分伝わります。
まとめ
立夏は、二十四節気のひとつで、暦の上で夏が始まる節目の日です。
体感としてはまだ春っぽい日もありますが、日差しは強くなり、寒暖差も大きくなるので、体はじわじわ疲れやすくなりますよね。
だからこそ立夏は、「一気に夏へ切り替える日」ではなく、「少しずつ夏仕様に寄せていく開始日」として活用するのがおすすめです。
衣替えは引き出し1段から、寝具やカーテンは先に整える、湿気対策は軽めにスタート。
この“ちょい整え”が、梅雨や真夏に入った時の自分を助けてくれます。
食べ物は新茶やそら豆、新じゃが、新玉ねぎなど旬のものを取り入れると、季節の切り替えを自然に楽しめますし、冷たいものの摂りすぎも防ぎやすいです。
立夏の七十二候や季語、端午の節句との違いを知っておくと、初夏の気配がもっと面白く感じられますよ。
「最近なんだかだるい」「生活の切り替えがうまくいかない」と感じたら、立夏をきっかけに、暮らしと体を少しだけ整えてみてください。
無理なく季節に乗れると、毎日がちょっとラクになります。

